2011/07/24

Good Bye, (analog broadcasting) TV.

本日7月24日12時。
アナログテレビ放送が終了とのこと。

私はかつてテレビっ子だった気がする。
学校から帰ればまずテレビを点けるのが当たり前で、特に用がなくても何となく寂しいので流し続けてたぐらい。

幼い頃は特撮やアニメに親しみ、今でもその両者に対して抵抗を抱かないのはその時培ったものが大きいのかも。
大きくなるにつれ、バラエティやドラマも観るように。
毎週のそれらを心待ちにし、学校でのそれらの話題には事欠かなかった。

当時は(今もだけど)、新聞なんかまともに読む筈もなく、時事は全てテレビのニュースから。
流行の芸能人や音楽も全部テレビから。

とんねるずやダウンタウンやウッチャンナンチャン、99やネプチューンや爆笑問題。
そしてビッグ3。
アホみたいにバラエティ番組で笑い転げていた気がする。

何度も観た「お金がない!」
未だに面白い三谷幸喜脚本の「王様のレストラン」「古畑任三郎」
「池袋ウェストゲートパーク」や「踊る大捜査線」なんかも毎週楽しみにしてた。

アニメも結構観てたなぁ・・・。
テレ東で18時台に放送してたのとか、殆ど観てたわ。
「ミスター味っ子」とか。
NHKも昔から面白いの放送するし。
天てれの「恐竜惑星」とか「ジーンダイバー」とか「ナノセイバー」
忘れちゃならない「アリス探偵局」
語りだしたらキリがないな、この辺は・・・。


そして何より、映画!
毎週木曜から日曜まで週4日!
具体的に言えば、「木曜洋画劇場」「金曜ロードショー」「ゴールデン洋画劇場」「日曜洋画劇場」まで。
当時、毎週ほぼ全てを観ていた我が家は今考えるとちょっとおかしかったかもしれん。
今じゃあ、木曜日と土曜日はやってないんだっけ?
何にせよ、いい時代だった・・・。
あの頃の、地上波による毎週映画が今の私の映画好きを作り上げたと行っても過言ではないかと。


とにかく、一昔前の私はテレビっ子だった。
テレビが私の人格形成の一部を担っていた!
そんな思い出深いテレビ(アナログ放送だけど)が本日終了である!

さぞかしセンチメンタルな気分ではなかろうか!?




・・・いや、まあ、そうでもない。

事実、全然感慨深くも何ともない。
冷めたもんである。
まあ、ちょっとしたイベント的な楽しみではあるかな、ぐらいの気持ち。


なぜなら、最近は全くと言っていいほどテレビを観ないから!
毎週の気になる番組ぐらい観るでしょ?
いや、全く観ない!
ていうか、気になる番組などない!

週一回、いや二週に一回テレビ点けるか否かって感じ。
むしろ、借りてきたDVD再生用の大型ディスプレイと化してるのが現状。
あ、ちなみに一応地デジ対応32インチBRAVIAさんです。

色んな人に公言してるんだけど、私は最近はすっかりインターネットに張り付いた生活だよ。
PCの前に座って音楽流しながらずっとネットサーフィン。
Twitterしながら、ニコ動観たり、ウィキペディア読んだり、etcetc...



いやもう正直、テレビ面白くないんすよ!
インターネッツ最高!
ニコ動やバンダイチャンネルでアニメ配信されてるし!
ていうか、ドラマやバラエティも配信してくれよっつうね!


まあこれは、私の生活リズム故っていうのは多分にあるけどね・・・。
夜勤中心シフトなもんだから、毎週決まった番組を観るとか不可能だし。
録画環境もないし。録画する気もあまりないし。

あと、テレビは(主観的に)無駄な時間が多い気がする。
受動的なメディアだからか、興味のないものでも観ざるをえない。
観させられている感が拭えない。

反面、インターネットは能動的に観たいものだけを観れるメディア。
かといって、観たいものだけを観れる環境が健全かと言われると、それはそれでちょっと違う気もするけど。


バラエティやドラマなんかも、特にゴールデンタイムのそれは、昔っから大して変わりゃしねぇしなぁ・・・。
いや、細かくはきっと変わってるんだろうけどね。
大筋はだいたいおんなじなんだよね・・・。
なんつうか、似たような展開、似たようなキャスティング。
マスコミは相変わらずマスゴミだし、ドラマだって未だに出演者ありきでつまんないの多いし、原作改変酷かったりするし、バラエティも誰だか判りゃしねぇ消耗品みてぇな芸人だかモデルだかが入れ替わり立ち代わりしてるだけで内容の斬新さなんか微塵もありゃしねぇし・・・。
スポーツ中継は昔から興味ねぇし!


まあ、たまに深夜番組とかで面白い取り組みしてたりするみたいだけどね。
観てはいないけどね!


ていうか、こうして並べてみると、一つ一つ充分に反論の余地はあるとは思うよ。
でもまあ、私の所感だしね!


そんなワケで、個人的に今回のアナログ放送終了は、言わば「テレビの終焉」だと思ってるよ私ァ・・・。


テレビというのが、特に年配の人たちや学生たちにとって欠かせない現役のメディアであるというのは言わずもがな。
でも、そこに胡座をかいて、新しい取り組みをしていかない連中にはうんざりだね!


変わらないものに需要があるのは確かだろうけど、変わらないものなんてありゃあしねぇんだ。
いつだって、変わっちまっていくものに私らが順応するしかないんじゃあねぇの。


少なくとも私は、変わり続けていく世界と一緒に、自分自身も新しく変わっていきたいなぁ!
とか思わないでもないよ!


うん、12時に合わせるのに最後急ぎ足になった!







テレビよ、さらば!