2011/07/24

Good Bye, (analog broadcasting) TV.

本日7月24日12時。
アナログテレビ放送が終了とのこと。

私はかつてテレビっ子だった気がする。
学校から帰ればまずテレビを点けるのが当たり前で、特に用がなくても何となく寂しいので流し続けてたぐらい。

幼い頃は特撮やアニメに親しみ、今でもその両者に対して抵抗を抱かないのはその時培ったものが大きいのかも。
大きくなるにつれ、バラエティやドラマも観るように。
毎週のそれらを心待ちにし、学校でのそれらの話題には事欠かなかった。

当時は(今もだけど)、新聞なんかまともに読む筈もなく、時事は全てテレビのニュースから。
流行の芸能人や音楽も全部テレビから。

とんねるずやダウンタウンやウッチャンナンチャン、99やネプチューンや爆笑問題。
そしてビッグ3。
アホみたいにバラエティ番組で笑い転げていた気がする。

何度も観た「お金がない!」
未だに面白い三谷幸喜脚本の「王様のレストラン」「古畑任三郎」
「池袋ウェストゲートパーク」や「踊る大捜査線」なんかも毎週楽しみにしてた。

アニメも結構観てたなぁ・・・。
テレ東で18時台に放送してたのとか、殆ど観てたわ。
「ミスター味っ子」とか。
NHKも昔から面白いの放送するし。
天てれの「恐竜惑星」とか「ジーンダイバー」とか「ナノセイバー」
忘れちゃならない「アリス探偵局」
語りだしたらキリがないな、この辺は・・・。


そして何より、映画!
毎週木曜から日曜まで週4日!
具体的に言えば、「木曜洋画劇場」「金曜ロードショー」「ゴールデン洋画劇場」「日曜洋画劇場」まで。
当時、毎週ほぼ全てを観ていた我が家は今考えるとちょっとおかしかったかもしれん。
今じゃあ、木曜日と土曜日はやってないんだっけ?
何にせよ、いい時代だった・・・。
あの頃の、地上波による毎週映画が今の私の映画好きを作り上げたと行っても過言ではないかと。


とにかく、一昔前の私はテレビっ子だった。
テレビが私の人格形成の一部を担っていた!
そんな思い出深いテレビ(アナログ放送だけど)が本日終了である!

さぞかしセンチメンタルな気分ではなかろうか!?




・・・いや、まあ、そうでもない。

事実、全然感慨深くも何ともない。
冷めたもんである。
まあ、ちょっとしたイベント的な楽しみではあるかな、ぐらいの気持ち。


なぜなら、最近は全くと言っていいほどテレビを観ないから!
毎週の気になる番組ぐらい観るでしょ?
いや、全く観ない!
ていうか、気になる番組などない!

週一回、いや二週に一回テレビ点けるか否かって感じ。
むしろ、借りてきたDVD再生用の大型ディスプレイと化してるのが現状。
あ、ちなみに一応地デジ対応32インチBRAVIAさんです。

色んな人に公言してるんだけど、私は最近はすっかりインターネットに張り付いた生活だよ。
PCの前に座って音楽流しながらずっとネットサーフィン。
Twitterしながら、ニコ動観たり、ウィキペディア読んだり、etcetc...



いやもう正直、テレビ面白くないんすよ!
インターネッツ最高!
ニコ動やバンダイチャンネルでアニメ配信されてるし!
ていうか、ドラマやバラエティも配信してくれよっつうね!


まあこれは、私の生活リズム故っていうのは多分にあるけどね・・・。
夜勤中心シフトなもんだから、毎週決まった番組を観るとか不可能だし。
録画環境もないし。録画する気もあまりないし。

あと、テレビは(主観的に)無駄な時間が多い気がする。
受動的なメディアだからか、興味のないものでも観ざるをえない。
観させられている感が拭えない。

反面、インターネットは能動的に観たいものだけを観れるメディア。
かといって、観たいものだけを観れる環境が健全かと言われると、それはそれでちょっと違う気もするけど。


バラエティやドラマなんかも、特にゴールデンタイムのそれは、昔っから大して変わりゃしねぇしなぁ・・・。
いや、細かくはきっと変わってるんだろうけどね。
大筋はだいたいおんなじなんだよね・・・。
なんつうか、似たような展開、似たようなキャスティング。
マスコミは相変わらずマスゴミだし、ドラマだって未だに出演者ありきでつまんないの多いし、原作改変酷かったりするし、バラエティも誰だか判りゃしねぇ消耗品みてぇな芸人だかモデルだかが入れ替わり立ち代わりしてるだけで内容の斬新さなんか微塵もありゃしねぇし・・・。
スポーツ中継は昔から興味ねぇし!


まあ、たまに深夜番組とかで面白い取り組みしてたりするみたいだけどね。
観てはいないけどね!


ていうか、こうして並べてみると、一つ一つ充分に反論の余地はあるとは思うよ。
でもまあ、私の所感だしね!


そんなワケで、個人的に今回のアナログ放送終了は、言わば「テレビの終焉」だと思ってるよ私ァ・・・。


テレビというのが、特に年配の人たちや学生たちにとって欠かせない現役のメディアであるというのは言わずもがな。
でも、そこに胡座をかいて、新しい取り組みをしていかない連中にはうんざりだね!


変わらないものに需要があるのは確かだろうけど、変わらないものなんてありゃあしねぇんだ。
いつだって、変わっちまっていくものに私らが順応するしかないんじゃあねぇの。


少なくとも私は、変わり続けていく世界と一緒に、自分自身も新しく変わっていきたいなぁ!
とか思わないでもないよ!


うん、12時に合わせるのに最後急ぎ足になった!







テレビよ、さらば!




2011/06/25

Life Touch NOTE

先日、 NEC のネットブック型 Android 端末 Life Touch NOTE なるものを購入しました。
そもそも Life Touch NOTE ってなんだよ、ってなるかもですが、まあ簡単に言えばキーボードの付いた Android タブレットのフリした何かってところです。
まあ、詳しくはググるなりなんなりで適当に調べればすぐ出てくるので割愛。めんどい。


さてこの Life Touch NOTE 、前述した通り、キーボードが付いてます。
この端末の最大の特徴はそこです。
Android のタブレット端末は幾つか出てるかと思いますが、この大きさでちゃんとした物理キーボードが付いてるのはコイツぐらいでしょう。


私も以前から Android とかそういうのには非常に興味がありました。
しかし、全てタッチパネル! そう、タッチパネルなのです!
指紋は付くし、操作ミスしやすいし、文章がやたらと打ちづらい、あのにっくきタッチパネル!
だから今までスマートフォンは敬遠してきたのです。
スマフォを敬遠してきたのは、通常のガラケーでも充分使い倒せるからとか、画面小さいとか、ってのもありますがまあとにかく敬遠してきたのですよ。


そもそも、なんでスマフォやタブレット端末はどれもこれもタッチパネルなのか!
普通にガラケーの形させて Android 乗せりゃあいいじゃねぇか!
それか QWERTY キーボードくっつけりゃあさ! なんでそういうのがないんだよ!


・・・と思ってた時期が僕にもありました。
まあ実際、2011年6月現在、ガラケー型のスマフォも幾つか発表されてますしそういう世論も結構あったんでしょう。
んで、この Life Touch NOTE ですよ。
そう、物理キーボード搭載の Android 端末!
ネットブック型なので安心のデカさ!
ちなみに重さは 700g 弱! そこまで重くない!
画面もそれなりに大きいので YouTube やらニコ動も快適!


あ、そうそう。回線繋いでます。 docomo の 3G 回線。
なので全国どこでも docomo の電波さえ届けばネットし放題!
この Life Touch NOTE 買うのに合わせて契約して来ちゃいました。
HW-01C っていうポケファイですね。
回線もいい感じです。だいたいどこでもサクサクイケます。
重さもあんまり感じないし、動画もなかなか快適に観賞できますぜ。


話戻そう。
キーボードいいですよねキーボード。
実際、この記事も LTN (Life Touch NOTE っていちいち書くのめんどくなってきたので略称) で書いてますが、こんな長文も非常に書きやすいです。
実際の PC とは操作が違うとこも結構あるので最初は戸惑いましたが、それでもタッチパネルやガラケーのキーよりは遙かに優秀かと。
ちなみに IME は ATOK です。日本語入力に定評のある ATOK さんです。
まあ PC だと普段は Google-IME 使ってるんであんまりありがたみが判んないですけど、まあそれなりにいい感じかと。
少なくとも iOS 搭載の IME とかよりはだいぶ。


そういえば、この LTN も一応タッチパネルできます
まあ、完全にキーボードオンリーでの操作ってのも無理があったんでしょうね。
但し、他のスマフォやタブレットでの静電気式ではなく感圧式
つまり、指でしっかり押し込まないと反応しないタイプです。
逆に手袋越しとかでも反応してくれるのでそこはまあ善し悪し。
個人的には操作感にも慣れてきたし概ね満足ですが。


あとは、そうですね・・・。
バッテリ駆動時間が長いってのも利点ですね。
待機時間最大9時間らしいので、普通のスマフォよりはかなり持つんじゃないかと。


Android 搭載なので、アプリも豊富ですよ。
まあ、まだそんなに突っ込んでないけど・・・。
とりあえず、 Google 関連のアプリ (Map, Reader, Gmail, blogger, YouTube) あたりはもう入れました。
あと Skype をついさっきインスコ。
pixiv も専用のアプリがあったんでそれも。
radiko も入れてみたけど、これはちょっとイマイチ。
twitter クライアントで twicca を入れてみたんだけど、スマフォ仕様なのか縦向きで見ることを前提としたデザインぽいしキー操作もしづらい感じだったので、結局プリインストールされてた「ついっぷる for LTN 」みたいなのを主に使用中。
twitter クライアントに関しては、もうちょっといいのが出るのを期待したい。
あとは twitter 関連(連携でできるので)として、写真投稿系 SNS の picplz アプリもインスコしたけど、コレはまあまた写真撮ってみて試してみよう。
facebook アプリは保留中。そもそも facebook あんまりいじってないし。
mixi アプリは一回入れたけど、かなり微妙だったのですぐにアンインストール。
ぶっちゃけもう mixi は結構どうでもいい・・・。


そうそう、カメラ付いてんですよこの LTN さん。
外部カメラが右上にちょこんと。なぜかインカメラはないけど。
インカメラあれば Skype でテレビ電話とかできるだろうに、なぜか外部カメラのみ
だから、その場で写真撮って即 twitter やらに投稿できるらしい。あと動画も撮れる
まあ、使うつもりあんまりないけど。
いやね、せっかくデジカメ (G-7) あるんだから、そっちで撮りますよそりゃあ。
んで、出先で撮った写真を picplz とかでフィルタリング加工してすぐに twitter へ投稿しちゃったりできるわけですよ。
夢がひろがりんぐ!


まあ総括して言えば、この Life Touch NOTE さん・・・。
えらいニッチな端末だと思います!
使用者を選びまくるクセありまくりな感が否めないキワモノであることは否定しようがない!
ネットブックにもスマートフォンにもなりきれない中途半端さ!






・・・だがそれがいい!



使い方次第ですよ! はっはっは!


いや、実際僕はかなり気に入ってます。
前述しましたがこの記事も LTN で書いてます。
具体的に言えば、近所のコメダでカフェオレ飲みながら優雅に書いてます。
コレは本当に捗る!
ネットに繋がってるんで twitter しながら動画とかで暇つぶししながらブログ投稿ですよ。
しかも Bluetooth 搭載されてるから、動画の音声もヘッドセットで快適無線の音漏れなし!
コメダの片隅(喫煙席)でニヤニヤしながらキーボード叩く気持ち悪いおっさんのできあがりですよ!


おっさんじゃねぇし!
あ、そういやもうすぐ 2x 歳になっちゃうじゃねぇか!
いやいや、まだまだ若いですよ僕ァ・・・。


まあとにかく、久々に愉快なおもちゃ・・・もとい素晴らしい端末を入手したので喜びのブログ投稿と相成ったわけです。
今後は更にスマフォやらタブレット端末が台頭してくるでしょうから、こういった端末を持つことにより一層の意義が出てくるかと。
あれ待てよ・・・?
このままだと、自宅でデスクトップ、出先で LTN に一日中かじり付くことなるんじゃないかコレ・・・。

2011/06/06

Dr.HOUSE

海外ドラマはシリーズが多すぎて追い始めると大変なことになる。
という理由で今まで忌避してきたんだけど、去年の夏頃、今の部屋に引っ越してすぐ。
ネットが何時まで経っても繋がらない状況で、退屈に殺されそうになっていた時期に予告観て面白そうだなと前々から思っていた表題の作品を一気に観てみようと思い立ったわけですさ。
ちなみに、現在シーズン5の前半までがレンタル中。

さてこの「Dr.HOUSE」は、「ユージュアル・サスペクツ」や「X-MEN」の監督ブライアン・シンガーが製作総指揮の医療ドラマ。
ハウス医師ことグレゴリー・ハウス役はヒュー・ローリー
「スチュアートリトル」のお父さん役の人らしいけど、今ひとつ覚えてない上に役柄が全然違うので全く参考にはならない情報だなこれ・・・。
背が高い無精髭のおっさん。阿部寛みたいな感じかな。

内容は一話完結型で、ハウス医師とその部下たちが原因不明の患者の病気とその原因を突き止めていく、というもの。
海外の医療ドラマは幾つかあるけど、このDr.HOUSEは基本的に病原の究明が主題というのが個人的に好感触。
ややこしい惚れた腫れたも控えめだしね。

まあ、詳しい内容は各人でググるなりウィキペディア読むなりで調べてみるのがいいかと。
但し、ウィキペディアは普通にネタバレが載ってるので要注意!


とにかくキャラクターが個性的で魅力的なのがこのドラマ。
まずは表題でもある主役のハウス医師。もうコレがかなり強烈
一言で言えば、天才的な診断科医であると同時にとんでもない人格破綻者というアクの強すぎるキャラクター。
患者を一目見ただけで病気を言い当てたり、友人の浮気や部下のプライベートをその観察眼でもって暴露したりは日常茶飯事。
また過去の病気が原因で右脚に慢性的な痛みを抱えており、その痛み止めであるバイコディンを常用している自他共に認める薬物依存症でもある。
そしてかなりの毒舌家。口を開けば悪態、侮辱、嘲りのオンパレード。
あと多才。ピアノとギターを弾きこなし、脚を悪くする前はスポーツもかなりやっていた模様。
更にそんな性格だからか、非常に孤独な男でもあるハウス医師。
でもその孤独の演出が、素晴らしくかっこよかったりするんだけどね。
とまあこれだけの嫌われ者ながら、それでもやはり医師としては天才的。
妥協を許さぬ医療への信念もあり、周囲(時に患者自身から)何と言われようと「人を治療する」ということへの執着心を見せ、「正しいことをする」という強い意志が根底にある模様。
その様は、US版ブラックジャックと喩えられることも。
面白いのは、ブラックジャックがモグリの外科医なのに対して、ハウスは正規の内科医(診断科医なので基本的に外科手術には手を出さない)という好対照。
どっちもかっこいいけどね。


見せ場の一つであるメインの患者の診断は、ハウスと部下たちによる「ソクラテス式問答法」というもので行われる。
これは、ハウスが症状を列挙し当てはまる病名を部下たちがどんどん答えていき、その回答の誤りを指摘し削り、残ったものを抽出するという方法。
そして問答中に、関係ない世間話の遣り取りがテンポよく挟まれたりもするのがまた面白い。


キャラクターの話に戻ろう。
ハウスの唯一の親友にウィルソン医師という腫瘍科医がいる。
彼のキャラがまたイイ!
優男で女好きだけど基本的に真面目な医者。
でもハウスといると調子を狂わされるのか(狂わされないほうが珍しいかもだけど)、振り回されまくったり、時に仕返ししたりと、この物語の素晴らしいエッセンスの一つとなっているのが彼。
毎回のハウスとの掛け合いが個人的にかなりツボ。

カディ院長
キャリアウーマン然としたハウスたちの病院の女性院長。
谷間の人。ハウスのセクハラが冴える。
ハウス、ウィルソン、とは元々知己らしく、友人のような間柄でもある。
あと、服がいちいちエロいので洋モノ熟女好きにはたまらないとかそうでないとか。

めんどくさいからもう箇条書きでいいや・・・。

部下その1:フォアマン
がたいのいい黒人神経科医。
非常に優秀だけど、昔はやんちゃしてたらしい。
ハウスの診断に異を唱える役の人。

部下その2:キャメロン
美人の免疫学医師。最初の紅一点。
患者に対して親身になれる良い医者。
でもたまに患者に感情移入しすぎて診断がぶれやすい。
でも美人なので許す。あと、機嫌が悪いとすんごい冷たい声と視線になって怖い。
ハウスの診断に対し倫理観を引き合いに出す役の人。

部下その3:チェイス
イケメンヘタレ集中治療医。
父親が著名な医師なので、いいとこのボンボン。
医師としては上2名よりは劣るものの、時にひらめきが舞い降りて治療のヒントを齎す。
ハウスの診断に迎合する役の人。

部下その4:カトナー
インド系の若い医師。
問題行動が多いものの、発想が柔軟で、時に抜け目ない。
昔は孤児だった模様。
ちなみに、部下その4から6は途中参加組。

部下その5:タウブ
背の低いユダヤ系形成外科医。
背は低くとも医師としては優秀で、そつなくこなすタイプ。
愛妻家なのだが・・・。
カトナーとよくつるんでいる。

部下その6:ハドリー
通称13(サーティーン)。2人目の紅一点。
遺伝性の難病を抱える薄幸のクールビューティ。


また、医療ドラマだからと言ってだいたいみんな治療できるとも限らないのがこの物語。
原因が判っても治療できないと判る時もあるわけで・・・。
また、そういった時の何とも言えない哀愁ある演出がもう素晴らしい。

演出方法と言えば、回によって特色のある演出をしたりするのも特長のひとつ。
具体的に言えば、患者の症状に合わせた(幻覚の表現だとかの)トリッキーな視覚効果なんかも評価に価できるかと。
関係ないけど、劇中の挿入歌にストーンズ流れたりしてテンション上がる。
ハウスもロック好きらしい。


ところで、ハウスは実は少年時代に日本に住んでいたことがあり、そこで被差別者でありながら「正しいことしている」医者を見て医師を志すようになったとのこと。
作者は絶対ブラックジャック知ってると思うんだけど・・・。

つまり、オススメなので一回観てみろってことだ!
一話だけ見ればあとはドツボだって!
他の海外ドラマに負けない面白さ!





2011/03/16

起こったこと

3月11日14時46分、東北・関東大震災が発生。
多くの家屋が倒壊、数分後には津波が発生し、幾つかの街を呑み込む。
また福島にある原発も損傷。
未だに燻ったまま、恐怖を撒き散らし続けている。

地震だけなら、ここまでの被害にはならなかっただろう。
津波は本当に恐ろしい。
YouTube で見た動画では、車や街並みがまるでミニチュアのように軽々と押し流されていた。
原発については、早急な解決を祈るばかり。
思うに、今後は工業建築の耐震設計がより見直されていくのではないかと思う。
気仙沼を火の海に変えたのも、破壊された工場から流れた燃焼性物質が原因の一つだったように思う。
勿論、その火種を街中に運んだのは津波だろう。

Twitter 上には様々な情報が飛び交っていた。
まずは安否確認や、避難場所などのローカルなもの、身の安全を守る方法や、精神を落ち着ける方法。
どこそこを助けてやってくれという悲痛なものや、デマ情報などももちろんあったが、個人的な見解としては
Twitter はこういった有事の際には本当に素晴らしいツールだと思った。
眼を見張るほどの即時性、情報の拡散と共有も有意義だ。孤独を紛らわすことだってできる。
必要な情報が TL 次第では探すことなく転がり込んでくることだってある。

ただ一つ。
「津波が来た」と呟いてから一切の更新がなくなったアカウントが、ただひたすらに哀しい。

反面、テレビへの反感も。
確かに衝撃的で印象的な映像はテレビでしか得られぬ情報だ。
だが、そこまででしかないように思う。
自分たちの録った衝撃映像をバカの一つ覚えのように、自慢気に繰り返し再生。
ショッキングな出来事をセンセーショナルに掻き立てることが主体で、うんざりするのも無理からぬことだろう。
だが、生き残る上ではそんな情報は不要なものばかりだ。
まだ地デジの L枠字幕だけの方が役に立つだろうし、時に音楽を奏でるラジオの方がかなり優秀だ。
もっと、必死で生き抜いている人々を撮れよ。悲壮感だけじゃなく、必死で生きようとしているような人々を。

地震の翌日が丸一日休みだった。
その休みは一日中、震災の情報をネットで追い続けた。
多分、状況をしっかり判断しようとしたんだろう。
でも正直、アレはまずかった。
ひどく精神を磨耗したような気がする。
次々と増え続ける犠牲者の数、悲しみや絶望が色濃い東北や、東京での帰宅難民たちの混乱と焦燥。
そういったものを、現場にいもしない人間が興味本位に掘り進めるもんじゃあないなと痛感した。
もっと気楽に構えるべきだったのかもしれない。
俺の親類や友人は生命の危険が及ぶような場所にはいないのだから。

勿論、さっきの文章に嫌悪感を示す人はいると思う。
何が気楽にだ! 知り合いが無事ならそれでいいのか! と・・・。

結論から言えば、多分きっとそれでいいのだ。と思う。
自分の知る範囲が太平であれば何よりじゃないか。ってね。
まあ、そんなふうに割り切れたら苦労はないけれど。

職場から、仙台へ行くようになるかも、と話を受けた。仙台にある会社の施設、そこの復興の手伝いとして。
結果的にその話は流れてしまったんだけれど、その話を受けた当初の俺は、これで直接的に助けになることが出来る!
と、短絡的にいきり立った。このモヤモヤとした無力感が少なからず軽減できるのではないか!と。
しかし、のちのち冷静になってみると、被災しているワケでもない無関係な、しかも技術も何もないただの素人がそんな修羅場に行って何が出来るんだ、という気がしてくる。
恐らくその通りだ。行ったところで役立たずで終わり、無力感は増すばかりだったろう。

じゃあ、どうすればいいか。
募金ぐらいが関の山なのだろう。いいとこ献血とか。
だがきっと、それで充分。

万にも及ぶ人々がこの世から、日本からいなくなったとしても。
俺達はこの日常を狂ったように続けるしかない。選択肢は始めからそれしかない。
でも、必ずそれが希望に繋がるんだ。そう信じて。やるしかない。
そう信じて、悲壮に暮れる対岸の火事を横目に、自分の仕事をこなすんだ。

日本は強い国だと思う。
大正の首都を地震で砕かれても、昭和の国土を焼け野原に変えられようと、平成の三陸を絶望の波が包もうと。
それでも立ち上がってくる、そういう国だと信じている。
今は僅かばかりの愛国心。
愛すべき同じ国の対岸に、一刻も早く活気と笑顔が戻りますように。


世界各国から救援が駆けつけてくれている。
Radiko が被災地でもネット環境だけで FM 放送を聴けるようにした。
同様に民放各局が Ustream やニコ生での配信に踏み切った。
電気供給のカバーのため、ヤシマ作戦でみんなの心がひとつになる。
誰かを勇気づけるような絵や音楽が次々とアップされている。
寄付と募金がものすごい勢いで集められていく。
みんなかっこいい。

でも俺は無力なので、相も変わらず暢気に行ってやろうと思います。
だからみんなも、お願いだから生きて、俺にその馬鹿みたいな平穏を見せつけてください。










なんか凄い暗い記事になっちゃった(>_<)
なんか、ごめんなさい...orz
まあ、夜勤明けで変になってる頭で書いたので、どうぞ適当に流したって下さい。

2011/01/06

2011

はいどうも久しぶりの更新ですよ。
しかもコレ、かなり長い記事だから気をつけてね。

いやー、やってきましたね2011年!
めでたい、めでたいわーコレ。

めでたいと言えば、最近私の周りの知人・友人たちもめでたいフィーバーみたいでして。
まあ、誰とは言わないけど、結婚したり彼氏ができたり彼女ができたり。
昨年も結婚した友人が2人に、結婚式挙げたいとこが3人。
とまあ、フィーバーですよフィーバー。
全く妬ましいったらないわ! リア充爆発しろ!

ったくもう、お前らまとめて・・・

祝ってやる


まあ、めでたくて何よりだよ。
あと、急にミクさんが登場してびっくりしたかもだけど、俺ニコ動大好きだから。
プレミアム会員だから!


さて、唐突に昨年の出来事の総括を。
まあ、殆ど覚えてないけどね。

まずはアレだね。職場が変わった。
豊川から名古屋に。住まいも今は大府市在住。
名古屋は都会だよねー。

あとは・・・、なんだ・・・?
なにがあった・・・?
まあいいや。
去年の詳細についてはまあ、私の twilog でも覗いてください。
事細かに記載されてるよ!


話変わるけど、去年面白かった映画はやっぱり「インセプション」「第9地区」だねー。

「第9地区」は、エイリアンものとしてはかなり異色な作品で非常に興味深かった。
南アフリカというロケーション、難民問題、人間の残酷さ、そういうのを浮き彫りにした秀逸な作品。
その辺のヘヴィなテーマとは関係なしにアホみたいにかっこいい武器やマシン、インターフェースの数々。そして演出。
主人公の心情の変化や、追い詰められた必死さなんかも必見。

「インセプション」は、俺の大好きなクリストファー・ノーラン監督の作品。
夢の中へ入り込むという、ともすればありがちな設定を、圧倒的なスケールとリアリティで描いた傑作。
主人公を演じたレオナルド・ディカプリオもさることながら、脇を固める俳優たちの個性的な立ち回りも素晴らしい。
渡辺謙はホントにハリウッドの俳優たちに引けを取らない渋さ、かっこ良さだった。
あと、アリアドネ役のエレン・ペイジかわいいよエレン・ペイジ。

ところで、今年の映画はエイリアンものが豊作みたい。
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」とか言うクソださい邦題付けられた「Battle:Los Angeles」とか。
日産の名車みたいなネーミングの「SKYLINE」とか。
かなり荒唐無稽なプロットながらも、スピルバーグやロン・ハワードが製作陣に名を連ね、「アイアンマン」のジョン・ファブローが監督を務め、しかも主演は現ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグに、あのハリソン・フォードまで共演しているという「Cowboys&Aliens」とか。
こちらもスピルバーグ製作で、「クローバーフィールド」のJ・J・エイブラムスが監督を務める、もしかしたらエイリアンものなんじゃね?っていう感じだけど未だに詳細不明の「super 8」とか。
考えようによってはエイリアンものなんじゃね?っていう「Transformer : dark of the moon」とか!

いやあ、エイリアンものいいよねエイリアンもの!
ロマンだよね!

ちなみに今年は、ヒーローものもそれなりに豊作みたい。
でも、めんどくさいから名前だけ。
キック・アス」「マイティ・ソー」「グリーンホーネット」「グリーンランタン」「キャプテン・アメリカ」とまあ、こんな感じ。
ヒーローもロマンだ!


さあ、酔ってるからまだまだ行くよ!
昨年は伊坂さんの作品も幾つかリリースされたよね。
バイバイ、ブラックバードとか、
オー!ファーザーとか、
マリアビートルとか、
3652―伊坂幸太郎エッセイ集とか。
「3652」だけまだ読んでないけどね。読まな。


小説といえば、つい年末に発売されたこんなのも買いました↓
まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
この作品、2ちゃんねるに投稿されたいわゆる勇者と魔王モノというジャンルに分類される SS なんだけど・・・。
2ちゃんねるだからと嫌厭しない方がいい、SS だからと甘くみない方がいい、「勇者と魔王モノ」というファンタジーだからという偏見は捨てた方がいい。
そういう作品。
具体的に言えばこの物語は、ファンタジーが舞台の、経済史を主としたあらゆる(本当に恐ろしいほどの量の知識を内包した)雑学が詰め込まれた、胸を熱くする展開とちょっと萌える(しかし魅力的な)キャラクタが活躍する、極めて秀逸な SS である、と俺は思う。
事実そういったところが評価されたからこそ、2ちゃんねる文学としては異例の、ファンタジーの書籍化という快挙を成し遂げたのでは。
非常にオススメな作品なので、機会があればぜひ。


コレ書き始めてからもう2時間以上経ってるけどまだいきますよ。
次は音楽の話題。
誰か the pillows ファン、つまり BUSTERS がいたら俺と友だちになろう。
「HORN AGAIN」すげぇ楽しみ!

最近は洋楽も楽しいねー。
ビリー・ジョエルにスティーヴィー・ワンダーなんかのピアノマン。
ザ・クラッシュ、ストーンズ、エアロ、シカゴなんかの洋ロックも最高。

正直、最近の邦楽、つまりJ-POPにはもうすっかりついていけない。
というか、全然いいと思えない・・・。
いや、失礼。
でも、ちょっと、なんていうか・・・。
嵐だとかAKB48とかEXILEだとかのアイドルには元々そんなに興味もないんだけど。
彼らの生き様って、なんか今ひとつ伝わってこないんだよね。
薄っぺらいというか、周囲の脚色の上で成り立っているようにしか見えないというか・・・。
もちろん、アイドルなりのファンたちへの奉仕精神みたいなモノがあればそれはすごく素晴らしいとは思うんだけど、でもそういうのが感じ取れない・・・。
非常に偏見に満ちているのかもしれないけれど、少なくとも俺にとっては、あんな量産された音楽には全く心を揺さぶられないのさ。

量産された音楽というは本当に多い。
お涙頂戴な感動的な曲をアホみたいにぽんぽんリリースしやがって。
お前らそんな曲ばっか作って本当に楽しいかよ。
もっと喉の奥から湧き上がるような声を絞り出せよ。
と、まあちょっと偉そうなこと言いましたすんません・・・。

でもまあ、そこまでJ-POP嫌いってわけじゃないのよ。
コブクロとか大好きだし。
思うに、コブクロの2人って、単なる音楽オタクなんだよね。
夥しい量の音楽を聴きまくってるだろうし、そしてそれらのいいところをドンドン自分のものにしてやろうっていうのが凄い伝わってくる。
黒田くんなんか、正直ちょっと引くぐらいの音楽オタクだよ。音響機材ギークだし。

コブクロもそうだけど、ストリート出身のミュージシャンってそういうところが貪欲な気がする。
いきものがかりもストリート出身でそういうところがあるかと。
なんというかジャンルを選ばないというか、ロックでもポップスでも、いいと思ったものをガンガン吸収して実践していってるよね。
あと、聖恵ちゃんかわいい。


音楽といえば、最近は VOCALOID が楽しい!
説明は省くけど、まあ、簡単に言えば歌に特化した合成音声ソフトですよ。
んで俺も当初は、どうせ合成音声だし、大したもんじゃないだろうと高を括ってました。
そう思ってた時期が俺にもありました。
ところがどっこい、大したもんでしたね。
何より、曲を作る人たちのクオリティがハンパない。
(失礼かもだけど)聴ける曲、っていうのが本当に結構ある。
そして、個人的にはその拡がる可能性ってものに着目してもらいたい。
一昔前までは考えられなかった、歌うプログラム、それが今僕達の目の前に並べられている。
そして、歌うだけじゃなくMMDで踊ったり、現実でのライブまで開催してしまうのだ。
こんなワクワクするものを、「オタクっぽい」だなんて理由で敬遠するのは、凄くもったいないことじゃあないか!


さて、もう書き始めて3時間半ぐらい経ってるけど、あとどうしよう・・・。
あ、ブーツ買ったよ!
[ラフロイグ] LAPHROAIG 牛革エンジニアシャーリングブーツ
いやあコレ、履き心地もいいし、かっこいい!
実は以前使ってたのが壊れちゃったんで買い替えたのさ。
やっぱり冬場はブーツだよね!
ちなみに、Laphroaigはアシックスのブランドの一つ。
前代のブーツも実はアシックスブランドのソルキュバーノってところだったから、アシックス意外とやるね。


というワケで、こんなもんにしとこうかな。
さあ、今年も愉快に楽しくいきましょう!
彼女いなくてもこれだけ膨大な趣味があれば結構楽しいよ!
関係ないけど、デジカメのレンズ欲しい!

それではみなさん改めまして・・・、
明けましておめでとーう! 今年も宜しくゥ!